2ntブログ

※99%ヲタトーク。超銀河一人上手。オゲレツ、エロ、ホモ、ユリ、ノマ、ありとあらゆるモノが闇鍋状態。


スポンサーサイト - --.--.-- (スポンサー広告)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



『華アワセ・蛟編』 感想①(全体) - 2013.01.02 (華アワセ)
あけましておめでとうございます。今年もゲームやってます。

ラキドあれほどハマっておいて、
言われるまで原画さんが、由良さんとは気付かなかったと言う。

いや自分にとって由良さんというと、
奴隷市場、セイレムの魔女たち…は流石に古いので帝国千戦記でしょうか。

フォロワさんとは他に冤罪なんかも思い出ゲーとしてあがりました。
ちなみに自分はラブレボも気付きませんでした。


まぁでも今回は全年齢、しかも乙女です。

さて華アワセ。
花札モチーフの和風伝奇。個人的には大当たりでした。

テンション低い割に長いネタバレ感想は以下から。
引くわこの量。全体感想と、ルート別の2つに分けました。

--------

<<全体感想>>

まずこのゲームは、日頃、自分が憎んでやまない分割商法です。

しかしお値段・内容は昨今の風潮に逆らう如くバブリーかと思われます。
攻略キャラ1人(今回は蛟編)をちゃんと掘り下げ、尚且つ他キャラとのキャッキャデュフフも味わえる一挙両得。

その分、蛟以外とはとことんbadに向かいます。
主人公が心を寄せているのは、どの√でも蛟ただ1人。

当然そんなお預けくらった乙女ゲメンズが、スマイル0円やってられるわけがありません。
存在からしてアナーキーなんですから、ひとたび愛に餓えた後はローリングストーン&ブラッドバスの18禁ランド。

なんだもう生き残るのは唯一人と言わんばかりのその人生どん詰り感。
でもそもそも設定的に幸薄そうなキャラが多いのは恋愛ゲーの常ですね。

と、BadEnd愛好家にはたまらない仕様ですが、
こと縛りの多い乙女ゲーでは結構思いきった作りではないでしょうか。
その辺は非常にに評価したい。


自分は絵師買いでしたが、イトケンと聞いてピンとくる方にもお勧め。
BGMも全体的に好みです。意外にもちょっとレトロゲーム風。
或いはアトラス好きな方などは感覚として掴みやすいかと。

あとOPがものっそ格好良いです。自分はもうここで勝利を確信したほど。(開始数分)
テキストも邪魔にならない、会話形式。
結構サクサク淡々と進みます。

厨ニ設定ゲーなんだから、もうちょっと地の分でクドクド説教してくれても良いのよ、と思ったほど。
まだ第一巻ですから、設定諸々隠しておきたい所はありましょうが、
何故そこでつっこまない!?とプレイヤーの芸人根性を試す場面もさほどではありません。
開始10分くらいで慣れます。雰囲気で押し切ってくれます。

ただ個人的には伝奇部分にもうちょっと割いてほしかった。

「ミズチの呪われた血」とか「帝と繋がりの深い旧家」とか聞くだけで興奮するのに。
その血の発露って、エロ少女漫画展開と最後の種明かしにしか目立ってないような。
自分は蛟が喘いでる所しか覚えてないよ。もう悪魔合体してしまえ。

フォローとしてはBadや他√の方へ割かれてしまったというのもあるかなと。
蛟がフィーバーしてるの主にこっちですし。
その辺はシナリオ構成ちょっと勿体無いですね。

伝奇&ミステリっぽい要素はBLゲー、R18ゲーの方が無駄に拘ってくれる気がします。
でも分割1作品としてはきれいに纏まっていたので満足してます。


システムは実にオーソドックス。いつでも何処でもセーブが出来れば自分は文句ありません。
花札ミニゲームも「システムとシナリオが密接である」点を好むADV好きには及第点でしょう。

ルールは単純ではありますが、いろはを撃破しランク1となった際には、
蛟Trueを迎えた時より達成感を得たものです。

対戦相手とのレベル差が20くらいあっても、連鎖決めていけば結構勝ててしまいます。
ただその分、レベルがあまり上がってしまうと、向かう所敵無しすぎて張り合いが無いので、
ミニゲーム周りは次回以降もちょっと手を加えて欲しいです。

難を言えば、フリーズがちょっと多い。
派手にアニメーションしている様には思えないのですが、度々処理不能に陥ってました。

華うつしの連続プレイと、くれなゐ先輩様のセクハラには要注意。
セクハラシーンでフリーズした時には何かと思いましたよ。定期的なセーブをおすすめします。

まぁとかく人を選ぶとしたらCERO部分。

シナリオは大雑把に言えば、ふし●遊戯血まみれ版。
主人公は伝説の聖なる巫女ryなので、処女か非処女かで皆さん毎回大激論。
お前ら中世の神学者かというくらい不毛な問答は不可避です。

当然その手のシーンや台詞もポンポン出てきます。
新米の主人公を除き、何故か誰も殺人に頓着しないので、血もバンバン飛びます。

二言目には『粛清』です。
ローマの奴隷市場かここは。

そんなに泉姫の貞操が大事なら、もう五光全員、去勢しておけば話が早いんじゃないのと思うのですが、
どっこい皆ええトコのボンや跡取りなので、そういう訳にもいかないんですね。
いつの時代も神より現世利益です。

まぁPCゲーならこんなもんかもしれない。
でも年齢制限は付けた方が良いと思います。
ジャンルは、世界から伝説の貞操を守りきるADV。

後半は延々そんなノリで、セックスか花札か死か、みたいな昭和の博徒を髣髴とさせる爛れた学園生活。
ギャンブラー養成所で清く正しくなんて、土台無理な話でした。

しかし全体的にコレ、抜きゲかR18BLゲっぽいんですよ(絵師さん補正かもしれませんが)
せっかくのお色気シーンや台詞なのに、違和感というか妙な半笑いがこみあげます。

CGも、非常に格好良い構図もあるのに、
これは一体どう(乙女的に)萌えたら良いんだ、というのが数点。
いやでも枚数・差分すんごい多いですよこれ。2k以内で買えるのに。


で、特にくれなゐ先輩関連は終始そんな感じで噴いてました。
BLだったら戸惑う事はなかったんですが…

さらに困った事に、野郎共のお茶目が過ぎるので、萌え通り越してホラーとしか思えないシーンが多々。
そしてホラーも加減間違えるとギャグなので、笑えばいいと思うよな綾波現象を起こす事然り。


ただその割にはキャラは大人しいかもしれない。シナリオ含めテンプレっちゃそう。

伝奇部分が控えめかつシナリオが小奇麗に纏まっているからか、
主人公含めどのキャラにもブーメランが用意されているからなのか、
突出した点が無い気がします。

数年後このゲームがオンリーワンとして残るか、それは現時点ではちょっと解りません。
お値段が価格破壊である、という点ではランクインするかもしれませんが。

まぁ今回は、泉姫や五斗サイドのチラ見せ、
世界観説明に割いた導入部分というのもあるでしょうし、続きに期待大です。期待大です。





バナーに囲まれる喜び・・・
プロフィール

キシンゴー

Author:キシンゴー
X年Y月Z日:初音ねえさまに魂を奪われ、贄にしてもらう旅に出て現在に至る。
好きな声優はかわしまりの氏。

→HPへ戻る


designed by まて